コカ・コーラシステムは炭酸飲料の最需要期である夏場の一大施策として6月5日から「コカ・コーラ」サマーキャンペーンを展開している。
体験型音楽プラットフォーム「Coke STUDIO」のリングロゴをあしらったデザインの 「コカ・コーラ」を発売しているほか、Mrs. GREEN APPLEや水曜日のカンパネラが登場し楽曲を披露する新TVCMを放映している。
その狙いはZ世代の獲得にある。
取材に応じた日本コカ・コーラの佐々木章乃マーケティング本部コカ・コーラTM事業部ディレクターは「今回のサマーキャンペーンは、ほぼ全ての国をカバーするグローバルな企画となり、Z世代の一番の関心の的である音楽に着目した。日本に関しては大人気のMrs. GREEN APPLEさんや水曜日のカンパネラさんとタイアップした」と説明する。
需要喚起の具体策としては、8月31日までの期間に「コカ・コーラ」ブランドの対象商品を購入してラベルの二次元コードを読み取って応募すると抽選で合計20万人にSpotifyのギフトコードやLINEポイントなどが当たるプレゼントキャンペーンを実施している。
佐々木ディレクターが「1番の目玉」と胸を張るのが、12回応募ごとに10月上旬に開催されるCoke STUDIOライブへの応募権を獲得できる企画。
「大きな体験として音楽はライブで聴くのが一番だと考えている。『コカ・コーラ』でしか提供できない体験が当たるキャンペーンになっており、ファンとアーティストの双方から発信して今年の夏を盛り上げていきたい」と意欲をのぞかせる。
【写真】「コカ・コーラ」サマーキャンペーンのCMに登場するMrs. GREEN APPLEや水曜日のカンパネラ