サイキンソー 食品事業に進出 「酪酸菌を増やすバー」発売

腸内フローラ検査のサイキンソーはこのほど、食品ブランド「Mykinso Food(マイキンソーフード)」を立ち上げた。第1弾商品として機能性表示食品「酪酸菌を増やすバー」(298円)を7月から発売する。現在、先行予約キャンペーンを実施中だ。

同製品の機能性関与成分は小麦由来アラビノキシランで、「善玉菌(酪酸菌)を増やすことで、腸内環境を改善する」旨の表示を記載。1本でレタス2玉分の食物繊維を摂取することができる。原材料の小麦ふすまは、食物繊維以外にもビタミン・ミネラルを豊富に含んでいることで知られる。レーズンやアーモンドなどを加え、食べやすいチョコレート風味で手軽に腸活できる。

酪酸菌は短鎖脂肪酸の一種である酪酸をつくる働きがあり、酪酸にはほかの善玉菌が生育しやすいような腸内環境をつくる働きがあると言われている。日本人の食物繊維摂取量の減少や腸活を実践している人でも一部の菌しか取り入れていない“偏菌状態”が取りざたされる中、同社ではだれもが簡単に腸をケアできることを訴求すべく食品市場への参入を決定。ECから展開し、販路拡大を目指す。酪酸菌やバータイプの食品に限らず、今後もラインアップを拡充する。

沢井悠CEOは「当社が腸内フローラ検査サービスにとどまらずにもう一歩踏み込んだソリューションを提供することで、腸内細菌市場全体を盛り上げていくとともに人々が健康的に過ごしていける社会を実現したい」と意欲をみせる。サイキンソーは累計検体数8万件、全国の導入医療機関1千施設を誇る腸内フローラ検査サービス大手。

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