カゴメは5月25日、東京・中央区日本橋蛎殻町の東京支社で、JA全農などから6人を招き、オムライスの普及を目指して行っている「オムライス検定」を受講してもらった。オムライス検定は、トマトケチャップの代表メニューのオムライスの調理技術や知識を問うカゴメ独自の検定。試験は3級から1級まであり、1級は社内でも2023年3月現在で10人しか合格していない狭き門となっている。
JA全農は、カゴメが展開している「野菜摂取推進プロジェクト」の賛同企業で、今回はオムライスの普及を目指して行っているオムライス検定を受講してもらうことでオムライス検定の理解を求めた。卵の検定の最高峰である五ツ星タマリエや三ツ星タマリエらに受験してもらい、オムライスアンバサダーとして卵の専門家としての視点を交えながらオムライスの魅力を発信してもらうよう求めた。
今回の参加は上野貴史氏(五ツ星タマリエ 日本たまごかけごはん研究所)、半澤清哉氏(五ツ星タマリエ 八千代ポートリー)、菅野裕二氏(五ツ星タマリエ JA全農たまご常務取締役)、岩村周平氏(三ツ星タマリエ TAMAGOCOCCOシェフパティシエ)、山田純華氏(三ツ星タマリエ JA全農たまご経営企画課)、長瀬由希子氏(JA全農園芸部)の6人。
今回の講師はカゴメオムライス検定1級の上ノ堀聡子氏(カゴメ広告部野菜とろうキャンペーン推進グループ、管理栄養士)が行い、検定の内容を説明したあと、検定用レシピ「基本のオムライス」に沿って具材である野菜の切り方や具材の炒めの順番、卵包み方などていねいに説明。「誰もが失敗なくオムライスを作るには、具材を炒めた段階(ごはんを入れる前)にトマトケチャップを入れること、卵を巻くときは利き手でしっかりフライパンを握ること、最後にケチャップで“オムレター”を描くことにより調理の想いを表現することなどの3つのポイントをおさえてほしい」と説明。その後、参加者は制限時間内に思い思いに調理を行い、合格書を受けとった。