日本豆乳協会は、今年1~3月期の豆乳類の生産量をまとめた。それによると、全体の生産量は9万1千21㎘(94.5%)。品目別では「豆乳(無調整)」は2万9千126㎘(100.3%)と引き続き微増傾向だったが、「調製豆乳」は4万4千149㎘(93.2%)、「果汁入り豆乳飲料」は3千558㎘(96.3%)、コーヒーや紅茶などの「フレーバー系の豆乳飲料(その他)」は1万1千287㎘(87.3%)といずれも前年同期を下回っっている。
なお、主に業務用を用途とする「その他」のカテゴリーも2千901㎘(89.3%)とマイナスだった。
これについて同協会では、「生活者が豆乳の特長や成分の優位性に触れる機会が増えたことが後押しし、豆乳(無調整)の豆乳愛飲者のリピート購入が増え、特に季節柄1~3月期は豆乳鍋やシチューなどの料理需要が拡大したことが増加の要因になった」と分析。「一方、社会情勢やエネルギー問題などの外部環境の影響、消費者マインドの低下、買い控えなどが影響したことから、無調整豆乳以外の豆乳類は前年同期比を下回った」と指摘している。