「温故知新」テーマに提案多彩 酒類市場の歴史と「今」を紹介 国分酒類総合展示会

国分グループ本社は5月11日、酒類総合展示会を都立産業貿易センター(東京都港区)で開催。スーパー、外食店など得意先関係者を招き、メーカーの重点商品や独自の販促企画を紹介した。出展企業は酒類179社、食品・菓子23社。グループ従業員含め、昨年を上回る1千100人以上が来場した。

「温故知新~お酒の価値創造を国分とともに~」をテーマに、会場入口では酒類カテゴリーの年表を掲示。300年以上にわたる国分のあゆみに重ね、清酒、焼酎、ビール、洋酒、RTDの歴史を紹介するとともに、伝統あるメーカーの商品発売当初の写真なども交えて、日本における酒類の歴史を紹介した。

またマーケティング企画として、酒類市場の今年のキーワードをパネル展示。注目される10月のビール類酒税改正をはじめ、インバウンド、スポーツ観戦、SDGs、ノンアルコールなどの動向について解説。売場づくりのヒントを提示した。

各ブースでは、国分グループ主宰の地酒蔵元会に加盟する地域蔵元各社の和酒をはじめ、焼酎・洋酒、総合酒類・クラフトビール、清酒、国分オリジナル輸入洋酒、食品・菓子など、酒類ビジネスに対応した多彩な展示を行った。

「おつまみ・スキマ売場」向けの提案として、同社マーケティング・商品統括部の部署をまたいだワーキンググループによる企画も実施。「サイドネットの有効活用」をテーマに、エンドのサイドネットや柱回りのネットを活用したおつまみ商材の効果的な販売方法や、おすすめ商品を提案した。