沖縄県産黒糖焼酎プロジェクト 在庫急増に悩む生産者を支援 パルシステム×国分首都圏

国分グループは共創圏パートナーとの協業を広げている。その一例として、国分首都圏では、パルシステム生活協同組合連合会、JAおきなわ、喜界島酒造と連携し沖縄県産黒糖を100%使用した黒糖焼酎を開発。コロナ禍で観光客が激減し、余剰在庫に直面した沖縄県産黒糖の消費拡大に貢献している。

沖縄県産黒糖の原料となる品種はサトウキビ全生産量の5~6%程度で、主に沖縄の8つの離島で生産されている。過去7年間、豊作に恵まれ、需要を上回る生産量だったことに加え、20年以降はコロナ禍で観光客が激減。在庫量が急増し、サトウキビ生産農家の存続が危ぶまれる状況に直面したという。

こうした中で、パルシステムから国分首都圏に沖縄県産黒糖の余剰在庫についての相談を契機に、消費拡大に向けて4者での協業が実現。パルシステムでは22年6月に沖縄県産黒糖100%を使用した「喜界島黒糖焼酎」を発売し、即完売となった。数量限定800本に対し、受注本数は1千900本超を記録。23年3月には第2弾の企画商品として「喜界島荒濾過黒糖焼酎」を発売。こちらも完売となった。

小売店、卸、メーカーが連携し、産地や生産者の課題解決に貢献する成功事例であり、これをきっかけに沖縄県の農水産業支援の取り組みが拡大。国分グループ各社が参画する生協協同ワークプロジェクトでは、菓子卸の山星屋による土産菓子の開発や、国分グループの沖縄県内の3温度帯物流センターを活用した県産もずくの原料保管などの取り組みも広がっている。

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