UCC上島珈琲は今年、家庭用商品と連携してUCCグループの外食主力業態の「上島珈琲店」をアピールしていく。
その一環として、3月29日、「上島珈琲店」の名を冠した家庭用商品のラインアップの拡充を記念して「上島珈琲店 青山店」(東京都港区)で発表会を開催した。
発表会には、演出家の宮本亞門さんとジャズピアニストの小室響さんを招き「珈琲×ジャズ生演奏」の要素を盛り込んだ。
その狙いについて、取材に応じたUCC上島珈琲の小泉渓マーケティング本部飲料マーケティング部飲料プラットフォームユースチーム主任は「今回、家庭用商品を出させていただいたもう1つのポイントとして、『上島珈琲店』のショップの世界観をしっかりと伝えていきたい」と語る。
同社は昨年、「上島珈琲店」から家庭用レギュラーコーヒー商品の豆・ワンドリップ(ドリップコーヒー)・粉商品を発売。
今年、レギュラーコーヒー商品に加えて飲料のラインアップを拡充したことを機に外食の「上島珈琲店」と初めて連携した。
今後は「今回の発表会のような店舗貸し切りのイベントやポップアップイベントをいくつか予定している」という。
飲料は4月3日に「上島珈琲店 ミルク珈琲」(270mlPET)と「同 黒糖入りミルク珈琲」(同)をリニューアル発売し、3月6日に1Lの大型紙パックコーヒー「同 アイスコーヒー無糖」と「同 アイスコーヒー微糖」を新発売した。
「昨年から発売しているレギュラーコーヒーは徐々に高価格帯のお客様に浸透して手応えを得ているが、まだまだ伸びしろがあると思っており、飲料を拡充していくことで嗜好品と飲料で相乗効果を発揮していきたい」と意欲をのぞかせる。
スーパーの店頭に向けては、パッケージに描かれているイラストのPOPや飲料と嗜好品を組み合わせた大陳を提案していく。
なお「上島珈琲店」の店舗では家庭用商品の販売は行っておらず、「フレッシュキューブ(小容量真空パック)」の「上島珈琲店」レギュラーコーヒー(粉)を19種類販売している。