日本ハム サステナブル商品強化 「グラフォア」新発売

日本ハムは、新規事業としてサステナブル新ブランド「Meali’ngood(ミーリングッド)」を立ち上げ、サステナブル商品の開発を加速させる。その第一弾で、フォアグラの代替商品として鶏レバーを活用した「グラフォア」を開発した。

3月29日会見した高崎賢司新規事業推進部長は「風味とくちどけに絶対の自信を持っている」と強調。今後は同ブランドから第二弾以降の商品も随時投入し、初年度の23年度売上高は2億円を、30年には22年から投入したアレルギーケア商品の「Table for All」ブランドなどと合わせた新規事業分野で100億円を目指す。

グラフォアの販売は、まずは同日からクラウドファンディング「マクアケ」でテスト販売し、6月頃から同社ECサイトで取り扱い、その後は業務用ルートや海外を視野に展開する。

同社は、「たんぱく質を、もっと自由に。」を2030年ビジョンに掲げ、たんぱく質の安定供給や持続可能な地球環境への貢献などの項目に取り組んでいる。今回の開発背景には、世界三大珍味フォアグラが近年、製造方法の観点から生産を禁止する国や地域が増えて日本の輸入量が減少傾向にあることと、鶏レバーが需要閑散期に食品として利用し切れていない現状があった。その現状に着目した若手研究員が、同社のアイデアコンテスト(開発甲子園)で発表したアイデアから商品化につながった。

開発には1年以上をかけ、鶏レバーをフォアグラのような贅沢で高級感のある商品に近づけた。その製法は配合との両面で特許を出願している。また調理も焼くだけと簡単で、パンにはさんだりなど気軽に自宅でフォアグラ気分が楽しめる。

商品(冷凍)は2品でグラフォア30g2枚入りが2袋とシェフ特製ソース2袋で、価格(税別)は2千980円、バーガーセットは4千980円。フォアグラ価格の3分の1ほどとのこと。

そのほか、ミーリングッドは「既存のサステナブルブランドに付加していく」とし、まずは大豆ミートブランド「ナチュミート」に今後ロゴを付けていく。

同社の新規事業としては、22年から「エンタメ事業」として地域や食べ方など様々な肉料理などを提案する「Meatful」ブランド、「ウエルネス事業」では、アレルギーケア商品の「Table for All」ブランドを展開している。これらにサステナブル事業を合わせた三つの事業で30年度に売上高100億円を目指す。

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