ネスレ日本はカプセル式コーヒーメーカー「ネスカフェ ドルチェ グスト」で新機種のマシンと新カプセルを投入してカフェ品質のアイスメニューを提案していく。
コーヒーでみられる贅沢と節約のメリハリ消費や細分化されたニーズへの対応が目的。
カフェラテにエスプレッソを追加するという外食カフェのトレンドを受けて、家庭でも濃厚なコーヒーのカフェラテが楽しめるように開発されたのが、コーヒーマシンの新機種「ネスカフェ ドルチェ グスト GENIO S PLUS(ジェニオ エス プラス)」で4月1日に新発売される。
「ジェニオ エス プラス」は、通常の抽出工程に蒸らす工程を加えることで、よりコーヒーの味わいを強く楽しめる“エスプレッソブーストモード”を搭載している。
これは抽出量目盛り「3」以下のコーヒーカプセルで使用でき、牛乳と組み合わせてつくるアイスカフェラテメニューやエスプレッソなどの様々なメニューがより深い味わいにカスタマイズできるようになっている。
飲料事業本部コーヒーシステムビジネス部の小島孝浩氏は「コーヒー感の強いラテが飲みたい方は、カフェでエキストラショットを注文すると2倍のコーヒー量を入れてもらえる。このように自分の好みや気分にあわせてアレンジするのがカフェで支持されている要素の1つとなっている。このような体験はお家では難しかったりするが、エスプレッソブーストモードではそれが楽しめる」と説明する。
カプセルの新提案としては、マイボトルに対応した大容量サイズの「ネスカフェ ドルチェ グスト アイスコーヒーローストXL」を4月1日に新発売した。
これは昨秋発売したタンブラーサイズ(300ml)の専用カプセル「ネスカフェ ドルチェ グスト モーニングブレンド」の好評を受けて開発されたアイスコーヒー用カプセルで、マイボトルに氷を入れてつくる。
100ml当たり25円と、夏の定番カプセルの「アイスコーヒーブレンド」(100ml当たり41円)と比較して値ごろ感を打ち出している。
味わいについては「『アイスコーヒーブレンド』がボディや苦みが強くどっしりと感じであるのに対し、『アイスコーヒーロースト』はライトボディで酸味やフルーティさが感じられスッキリしている」という。
節約やサステイナビリティ志向の高まりからマイボトルニーズは今後も高まるとみている。
家庭内でのニーズにも着目する。
「『モーニングブレンド』を発売したとき、実際にはコーヒーをオフィスなど外に持ち運んでいただくことを想定していたが、SNSで寄せられた声から、お家でチビだら飲みしている傾向が明らかになった。何回も淹れて飲むよりも、マイボトルにコーヒーを大量に淹れて飲むほうが好まれているのだと思う」との見方を示す。