5.9 C
Tokyo
2.9 C
Osaka
2025 / 12 / 16 火曜日
ログイン
English
流通・飲食小売全国から厳選のお米 「AKOMEYA TOKYO」中部1号店 栄・ラシックにオープン

全国から厳選のお米 「AKOMEYA TOKYO」中部1号店 栄・ラシックにオープン

お米を中心としたこだわりの食材や食道具を手掛ける「AKOMEYA TOKYO(アコメヤ トウキョウ)」が16日、名古屋三越ラシック地下1階に中部エリア1号店をオープンした。同店は、全国から厳選されたお米と、お米に相性抜群のご飯のお供、出汁などの食品や、食器・調理道具などを扱うライフスタイルショップ。これまで首都圏を中心に出店を進めてきたが、今後三大都市圏での出店を加速すべく、中部・名古屋エリアでの店舗展開にも乗り出した。

「AKOMEYA TOKYO 名古屋ラシック店」(名古屋市中区)は、店舗面積約20㎡。取り扱い商品は約1千500アイテムで、そのうち同社オリジナル商品が約55%を占める。

店舗入り口正面は月替わりの催事コーナー。3月はおにぎりをテーマに米や中具、のりなどを取り揃えている。

基軸となるお米は、全国約30種類を2合・真空パックスタイルで展開。また現在、東京の旗艦店2店でしか取り扱いがない、米の量り売りコーナーも設置した。

ご飯のお供も充実(AKOMEYA TOKYO)
ご飯のお供も充実(AKOMEYA TOKYO)

ご飯のお供は、ふりかけやのり、調味料、出汁、レトルト、瓶詰め・缶詰めなどを幅広くラインアップ。さらに全店初となる冷蔵ケース2台装備で、チルド商品や酒類も取り扱う。

一方、雑貨コーナーでは、箸や茶碗、土鍋などの食器や調理道具、ヘルス&ビューティ、軽衣料などを販売。ヘルス&ビューティ商品には米由来のエタノールを使うなど、食品と同様に同社がこだわるサステナブルな取り組みやストーリーを持つ生産者とタッグを組んだ商品選定や発掘、新規開発に力点を置いている。

同店はギフト需要も高く、構成比の高い店では売上の3割に上る。また「父の日」の方が「母の日」よりギフトの売上が大きいのも、その品揃えゆえの特徴だという。

「アコメヤ トウキョウ」は今回の新店を加え首都圏11店、関西1店、中部1店となった。今後、三大都市圏での出店を加速し、26年度内に50店規模まで業容を拡大していく計画。地区ごとでの具体的目標数は掲げていないが、ラシック店の販売動向を踏まえ名古屋エリアでも店舗網拡大を進めていきたいとする。

右から山本浩丈アコメヤ社長、OKU陽介アコメヤラシック店店長、磯部信一郎ラシック店長
右から山本浩丈アコメヤ社長、OKU陽介アコメヤラシック店店長、磯部信一郎ラシック店長

15日に開催されたメディア向け内覧会には、山本浩丈アコメヤ社長、磯部信一郎ラシック店長、OKU陽介アコメヤラシック店店長らが出席。

磯部店長は、「この栄エリアは、もともと商業・オフィスエリアであったが、近年はタワーマンションの建設ラッシュが続いており、居住エリアとしての新しい役割が芽生えている。ラシックはこれまで、『旬』『オンリー』『ユニーク』をコンセプトに広域のお客様に支持をいただいてきたが、新たに近隣に住まうお客様の『高感度』『上質』な暮らしをお手伝いしていける店作りも進めていきたい」とあいさつした。

続いてアコメヤ山本社長が、同社の生い立ちや取り扱う商品へのこだわりなどを説明。テーマに掲げる「世界に誇れる『おいしい』の循環型社会をつくる」の下、出店に関しても「いよいよ強化ステージに入った」として、今回の名古屋進出の狙いや展望を語った。

関連記事

インタビュー特集

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。