サントリーは国産ウイスキーの一部を7月1日出荷分から値上げする。
対象は「サントリーウイスキー 角瓶」(税別希望小売価格1千590円→1千910円)、「同 オールド」(1千880円→2千250円)など4ブランド11品。いずれも7年ぶりの値上げとなる。ハイボールなど缶製品や業務用の樽は対象外。
同社ウイスキーでは、昨年4月に「響」「山崎」「ザ・マッカラン」など国産・輸入31品を、今月に「ジム・ビーム」など輸入70品を値上げしたのに続くもの。原材料・資材・輸送費などコストアップの影響に加え、安定的な商品提供に向けた設備投資を行うためとしている。
同社では安定供給に向け、来年にかけて新たに100億円規模の投資を実施。滋賀県にある貯蔵庫の増設により、貯蔵能力を24年末までに20万樽増の約200万樽とする計画。