「砂糖はエコな食品」アピール DM三井製糖が小学校で食育授業

DM三井製糖は10日、市原市立八幡小学校(千葉県市原市)の小学4年生70人(2クラス合同)を対象に砂糖の食育授業を実施した。

同社では、旧三井製糖として2018年より和食給食応援団(事務局・五穀豊穣)と連携し小学生向けの食育授業を実施してきたが、コロナ禍で開催できない時期が続いていた。今回、3月10日の「おさとうの日」とあわせ、同社精製糖工場の拠点・千葉県市原市にある八幡小学校での開催が実現した。

講師はサステナビリティ推進室の高山祐子室長がつとめた。授業は、原料となるさとうきび・てん菜の知識や砂糖の作り方、料理でのはたらきなどクイズをまじえて楽しく学べる内容。「砂糖とグラニュー糖の違いは?」「お砂糖は何万t生産されるの?」など、生徒たちからも活発に質問が出ていた。

高山室長は「反応が非常に大きく驚いた。砂糖が環境に優しい食品で多様な役割があることが伝わって良かった」としている。健康意識の高まりで、とかく「悪モノ」にされがちな砂糖だが、正しい知識の啓発にむけ手応えを感じたようだ。

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