SDGsの認知率は8割強 認知としてほぼ上限か インテージ調べ

 マーケティングリサーチ会社のインテージは、2020年から継続的に実施しているSDGsに関する調査の分析結果を公開し、2023年のSDGsの認知率が前年比微増の83.7%に達したと発表した。23年は1月に全国15‐69歳の2513人を対象に調査を実施した。

 「内容を知っている」「内容をある程度知っている」人が前年と同水準の53.8%に留まったことも明らかになり「SDGsの認知としては、言葉の認知・内容の認知ともに、これ以上は大きく上昇しない水準に達したと言えそう」(インテージ)とした。

 次の段階としては「どう行動に結びつけられるかが関心事となっていきそう」との見方を示す。
 インテージで実施したさまざまなサステナビリティに関する自主調査の結果では、行動に移す上では、時間やお金、心のゆとりや、自分へのメリットが感じられることが重要であることが示唆されたという。

 「サステナブル行動の推進においても、地球・環境や社会への良い影響だけでなく、生活者自身にどう良いのかも含めて考えていく必要がありそう」と指摘する。

 - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)