キリンビバレッジは「午後の紅茶」初の展開として無糖ミルクティーに挑む。
「午後の紅茶 おいしい無糖」シリーズの好調を受けた動きで、「おいしい無糖」「おいしい無糖 香るレモン」の既存2品に加えて、3品目として「午後の紅茶 おいしい無糖ミルクティー」を3月7日に新発売して勢いを加速させる。
「午後の紅茶」レギュラー3品「ストレートティー」「ミルクティー」「レモンティー」を中心に紅茶本来の価値も発信してブランド計で今年、前年比5%増の5220万ケースの販売数量を目指す。
25日発表した吉村透留社長は「過去最高の販売数量を記録した2019年の5000万ケース超えを目指したい」と意欲をのぞかせる。
その一翼を担うべく約8年の開発期間を経て誕生した「おいしい無糖ミルクティー」はダージリン茶葉とウバ茶葉をそれぞれ10%使用し、爽やかな香りの紅茶とエスプレッソ抽出した紅茶をブレンドした無糖紅茶に適量のミルクを加えたものとなる。
成清敬之執行役員マーケティング部長は「午後の紅茶」全体戦略について「『おいしい無糖』シリーズでは、紅茶が日常的に飲めるものであることを伝える代表的存在として新しい紅茶のシーンを拡大し、レギュラーの3品は紅茶が持つ嗜好性という価値を強化しながら手軽に報酬を得られる存在としてお客様の想起を強化していく」と説明する。
エクステンション品として紅茶のおいしさを強調した新商品も予定している。