炭酸飲料は飲む前に振ってしまうとキャップを開けたときに中身が噴出してしまうことから飲む前は振っていけないとされている――。
アサヒ飲料は今年、この「振られない」という炭酸飲料の特徴に着目して、「三ツ矢サイダー」「カルピスソーダ」「ウィルキンソン」「ドデカミン」などの炭酸飲料で「志望校にフラレない」「告白してフラレない」といったゲン担ぎ販促を展開している。
ゲン担ぎ販促発想の発端は、愛知県のとある高校の「カルピスソーダ」を渡して告白するという告白文化。「炭酸飲料は振ると噴き出してしまうので“フラないで”と“どうかフラないで”を掛けた告白文化で、ここから着想を得た。高校生新聞(2019年)の内容を根拠に訴求させていただいている」(アサヒ飲料)という。
昨年、「ふらないで企画」と銘打った販促を開始し、今年から受験生応援の要素を取り入れた。
受験生応援の販促活動は店頭でのPOPの掲示やまとめ売りの景品として五角(=合格)プレートを用意。
「プレートは勉強中のお子さまに軽食の差し入れをする際に使いやすく“Sakura saku”など受験生応援メッセージをデザインしている。数量限定のためなくなり次第終了し、また一部お取り扱いのない店舗もある」と説明する。
バレンタインでは、店頭POP(A3ポスター)、景品(ハート型メッセージカード)、SNS情報発信(他企業コラボ・コンテンツコラボ)を予定している。
1月24日に期間限定発売する「カルピスソーダ きゅんとするいちご」では、1 月下旬から「ふらないで企画」と題した販促活動をSNSや店頭POP を活用して実施する。
「ふらないで企画」の一環として発売する同商品のパッケージ裏面には、飲み終わると「ふらないでね!」というメッセージが現れるようになっている。