「特茶」復活 「伊右衛門 濃い味」倍増 「サントリー烏龍茶」堅調  サントリーのトクホ・機能性表示食品が1.6倍に拡大

 サントリー食品インターナショナルのトクホ・機能性表示食品が1-11月に前年同期比1.6倍の2948万ケースに達して拡大している。

 トクホは、今年注力している伊右衛門「特茶TOKUCHA」(以下、特茶)が復活。
 「昨秋にコンセプトを“特別なお茶“に改めて、特別なお茶の特別な成分である“ケルセチン配糖体”に“ケルセチンゴールド”という呼び名をつけ、プレミアムを訴求したところ上向き始め、今春にパッケージやコミュニケーションを刷新しエクステンションにも磨きをかけて弾みをつけることができた」と取材に応じた日本事業を統括する木村穣介SBFジャパンCEOは振り返る。

 「伊右衛門 濃い味」は今年2月に、茶カテキンの力で内臓脂肪を減らす機能性表示食品としてリニューアル発売されたことで勢いが加速しスーパーで配荷が拡大。1-11月で倍増となった。

今年、機能性表示食品としてリニューアル発売された「伊右衛門 濃い味」(左)と「サントリー烏龍茶OTPP」 - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
今年、機能性表示食品としてリニューアル発売された「伊右衛門 濃い味」(左)と「サントリー烏龍茶OTPP」

 ダウントレンドにあるウーロン茶市場でも、7月に「サントリー烏龍茶」をウーロン茶重合ポリフェノールの働きでおなかの脂肪を減らす機能性表示食品「サントリー烏龍茶OTPP」にリニューアルしたところ堅調に推移している。