かどや製油 東京農大と産学官連携 創業地・小豆島の魅力伝える

かどや製油は9~11日、カサイホールディングス(東京都港区・笠井寛社長)、香川県小豆島土庄町(岡野能之町長)、東京農業大学の3者と、“小豆島マルシェWinter2022「小豆島・土庄町を、食す」”と題したイベントを東京都港区で開いた。

東京農大の学生たちが考案した「島ハモフィレオバーガー」と「ごっつうまげ弁当」の2種類を、数量限定で3日間、テイクアウト販売。小豆島の食材を活用した「夕陽ケ丘食堂」などを手掛けるカサイホールディングスが、「おおもんテラス」を会場に提供し、メニュー監修としても協力。かどや製油は自社製品を食材に提供した。

産学官連携が実現したきっかけは、東京農大国際食農科学科の学生たちが小豆島を訪れたフィールドワークを、土庄町とカサイホールディングスがサポートしたこと。

イベント初日、カサイホールディングス本社で開かれた会談で、かどや製油の中山裕章取締役常務執行役員国内事業本部長は、「わが社は小豆島に育ててもらったが、小豆島で創業し現在も工場を構えていることをご存知ない方が多くいらっしゃることを知り、猛省した。行政と緊密に連携し、若い世代の頑張りに加わりながら、しっかりと小豆島に貢献したい」と語った。