缶詰記者会(加盟13社)は臨時総会を開き、会員投票による「2022年の缶詰業界十大ニュース」を次の通り選定した。
①原材料、物流費等の高騰で段階的な値上げ相次ぐ
※ロシアのウクライナ侵攻が物価高に拍車
② コロナ禍も行動制限解除で業務用需要が回復傾向
※3月下旬までに緊急事態宣言・蔓延等防止措置が解除
③ 21年のレトルト食品生産量、増産基調から一服
※過去最高を記録した20年実績比1.7%減少
④ キハダマグロバンコク相場、過去最高値
※7月3,600ドルと2011年の3,300ドル超える
⑤22年サンマ漁、過去最低の21年上回るも歴史的不漁続く
※サンマ缶の生産・販売を直撃
⑥ 21年のユニバーサルデザインフード(UDF)、生産量7.8万tと微減
※金額は524億円(3%増)と拡大続く
⑦ 世界的なコンテナ不足が緩和傾向
※輸入品の供給は通常モード回復へ
⑧スチール缶リサイクル率、21年度は93.1%
※11年連続で90%以上を達成
⑨ 新物(令和3~4年度)国産ミカン缶生産、37.9万箱
※過去最低を記録した平成30年度(39.6万箱)下回る
⑩日本缶詰びん詰レトルト食品協会、今年も児童養護施設へ寄贈
※通算22回目、多くの施設から丁寧な礼状届く
(次点)日本パインアップル缶詰協会の清水信次名誉会長逝去
※沖縄パインアップル生産と地域振興に尽力