三井食品が15日発表した上期(4-9月)連結業績は、売上高3千389億円(前年並み)、経常利益±0億円(前年比2億円の減益)となった。
前年の家庭内需要の反動減と戦略的取引減少でスーパーマーケット向けをはじめとする家庭用が前年を下回った一方で、業務用市場の上向きや酒類の値上げに伴う仮需効果もあり、売上高は前年並み。
利益面では、販管費改善(売上比5.09%/0.1ポイント改善)に努めたが売上総利益の減少(前期比3億円減、売上比5.04%/0.09ポイント減)をカバーすることができず、営業損失2億円(前期は1億円の黒字)となった。共配事業における売上原価の増加や本社移転など事業発展に資するコストへの集中配分により、経常利益はイーブンとなった。売上明細は次の通り。
【カテゴリー別】
▽加工食品1千56億円(前年比0.4%減)
▽酒類901億円(1.7%増)
▽飲料649億円(1.6%減)
▽低温422億円(2%減)
▽ペットフード137億円(6%減)
▽菓子23億円(2.7%減)
▽その他100億円(20.3%増)
【業態別】
▽GMS・SM・CVS1千745億円(5.9%減)
▽卸・外食790億円(18.8%増)
▽DS・DgS736億円(4.3%減)
▽その他116億円(16.7%増)