冷食・アイス卸と神奈川県のスーパー9店舗などを展開するアイスコ(横浜市)は9日、冷凍食品専門店「FROZEN JOE’S」の初号店となる元住吉ブレーメン通り店(川崎市)をオープンした。売場面積82.6㎡。共働き世帯の30~50代をメーンターゲットに、活気ある商店街でこだわりの冷凍食品を販売し、さらなる冷凍市場の活性化につなげる。
同社は1952年の創業以来70年以上フローズンを専門としてきた。卸・物流・小売の川上から川下まで自社で完結できる強みを生かし、選りすぐりの商品約320品目を取り揃えた。関西で有名な「北極星オムライス」(税込612円)、北海道の「一幻あじわいえびそば」(税込476円)ほか、有名ホテルのスイーツやご当地アイス・餃子なども多数取り揃えた。
内覧会で相原貴久社長は「長い間、冷凍一筋に取り組んできた。長年培ってきたノウハウ、強みを活用し、お客様に喜んでもらえる店舗づくりをしたい」とあいさつ。店内の冷凍ケースはCO2排出量、熱排出量、消費電力の小さいものを使用し、「持続可能な社会に向け小売業の立場から役に立てるものと考えている」という。店名には現会長の相原敏貴氏が渡米先で親しまれていた「JOE」の愛称や「冷凍上手」の意味を込めた。
売上目標は非公開。今後は初号店の動きを見極めたうえで、さらなる店舗拡大を検討する。