名古屋でも歳暮商戦開幕 「集う」「ヌン活」テーマに ジェイアール名古屋タカシマヤ

名古屋エリアでも歳暮商戦が開幕した。名古屋駅および栄地区の有力百貨店各社では、先行展開していたインターネット予約に続いて店頭受付も11月に入って順次スタート。松坂屋名古屋店(1日)、名鉄百貨店(2日)に続いて、ジェイアール名古屋タカシマヤでも3日からギフトセンターを開設。初日の人出は昨季歳暮や今夏の中元商戦を上回る盛況ぶりとなった。

ジェイアール名古屋タカシマヤでは、今冬の歳暮ギフトも「メーンカタログ」「ご自宅用限定品 ご優待販売」、自宅使いもできる「Tasty Days」、そして地元の美味を揃えた「愛三岐グルメ」の4冊体制。取り扱い総数は前年同水準の約2千700点を展開する。

中心企画として、年末年始の帰省増加を見越した「集うグルメ」の充実、若い世代に向けた「ヌン活(アフタヌーンティーを楽しむこと)」を特集している。

同店の歳暮ギフトにおける「ご自宅使い商品」の売上前年比(オンライン除く)は、20年が約115%、21年も約105%と堅調に推移。今年は行動制限が緩和されたこともあり、家族や友人などが集まる機会も増えると想定。「愛三岐グルメ」カタログで「鍋セット」の取り扱いを充実させたほか、「Tasty Days」でも大人数で楽しめる「パーティー商材」を集めた。

また、中心客層が50~60代と高齢化が進むギフト市場において、若年層の新規取り込みを狙いに、コロナ禍で市場拡大した「ヌン活」をテーマに家で楽しめる贅沢なスイーツ(全10種類)を紹介している。

毎年好評の「愛三岐グルメ」は19年から別冊化。品揃え、売上ともに右肩上がりで、21年歳暮商戦実績も前年比109%と好調だった。今年も前年並みの点数を揃えており、前述の「鍋セット」のほか、同社バイヤー厳選の地元の銘品、自家需要に応えたご褒美スイーツなど盛りだくさんの内容で臨む。

ギフトセンターの受付は12月21日まで。オンラインでは約400種類(贈答用・自宅用各約200種)を用意し、12月18日にかけて展開中。

今年は「ジェイアール名古屋タカシマヤ フードメゾン 岡崎店」が春にオープン。中元商戦に続き新規顧客開拓を目指す。

EU農産品  - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)