名古屋エリア百貨店 夏ギフト商戦開幕 自家需要や猛暑対策などに重点

6月に入り、名古屋の主要百貨店の2024年夏ギフト商戦が幕を開けた。

1日の名古屋松坂屋を皮切りに、4日はジェイアール名古屋タカシマヤ、5日は名古屋三越、6日には名鉄百貨店が商戦をスタートした。今年は各陣営とも、消費者の生活防衛に即した自宅用商材や、スタミナ・涼感などを訴求する猛暑対策商品に重点を置いてPR。定番の地場名産品やプチ贅沢も引き続き充実を図り、新規顧客獲得や需要喚起につなげる。

ジェイアール名古屋タカシマヤの今年のキーワードは「猛暑対策グルメ」と「家計応援」。

地元グルメを集めた「愛三岐グルメ」(全202アイテム)の中から、「スタミナグルメ」として愛知三河一色産のうなぎや焼肉用の松阪牛など7品、「ひんやりスウィーツ」と題し和菓子の名店の氷菓「くずバー」や御園座の「手焼き最中アイスクリーム」など8品を用意した。

一方、物価高騰が続く中、食料品や日用品などまとめ買いでお得・便利な「ご自宅用」商品は、過去最大級の品揃えで展開。前年比約1・5倍となる約320種を取り揃えている。

「冷やして食べるギフト」で夏の需要喚起(名古屋栄三越) - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
「冷やして食べるギフト」で夏の需要喚起(名古屋栄三越)

名古屋栄三越では「まあるいこころ、贈りごろ」をテーマに2千300アイテムを揃えた。猛暑を乗り切るため、冷やして食べたときの味覚の感じ方を考慮して開発された、「冷やしておいしいカレー詰合せ」「3種の冷やし茶漬け詰合せ」などのフードやスイーツを提案。また物流2024年問題を考え、初めて「分散お届けキャンペーン」を企画した。店頭での注文時に6月中にお届けを希望すれば、1件ごとに110円の送料クーポンを進呈し、330円の送料から割り引く。

名鉄百貨店本店は、「地元の逸品でつなぐ幸せ」をテーマにトータル約1千500点を用意。特に今回は「自家需要の喚起」を最重点施策に掲げ、地元の逸品を揃えた「東海で育まれた美味」と「お買い得セレクション」の充実を図った。

地元名産では「飛騨高山」にスポット(名鉄百貨店本店) - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
地元名産では「飛騨高山」にスポット(名鉄百貨店本店)

今年1月末に閉店した一宮店の顧客の来店を見込んで承りカウンターも増設。オンラインショッピングの新規会員獲得にも注力し、昨年比15%増の売上を目指す。

「東海で育まれた美味」では、東海地方の魅力が詰まったギフト計73点を展開。愛知・岐阜・三重に加え、「飛騨高山」にスポットを当て、飛騨牛や地酒・地ビールをはじめ地場特産品を紹介する。

「お買い得セレクション」は、前年並みの157点。自宅向けのスタミナグルメやひんやりスイーツ、お得なケース売り商品などを揃えた。

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