織田信長が天下統一を目指すための拠点とした岐阜城のお膝元、岐阜市が異様な盛り上がりを見せている。11月5・6日の「ぎふ信長まつり」が3年ぶりに開催されるというだけではない。
▼来年公開される映画「レジェンド&バタフライ」で主演の織田信長を演じる木村拓哉氏、濃姫の侍従・福富平太郎貞家役の伊藤英明氏が6日のパレードとトークイベントに参加すると発表があり、市には観覧希望の申し込みが殺到。パレードの観覧の定員1万5千人のところに約96万人、市の人口の2倍の応募があった。
▼当日は観覧席に当たらなかった人もパレードを一目見ようと集まると予測される。警備の問題やトラブルもあると思うが、多くの人が会場を訪れれば地元の飲食店や土産物店は多少なりとも潤うと思われる。
▼一方、来年の大河ドラマ「どうする家康」では松本潤氏が徳川家康を演じる。生誕の地である愛知県岡崎市は、今から期待の声が聞かれる。戦国時代と現代のヒーローがこれだけ揃うならば、今年から来年にかけて東海エリアは大いに盛り上がるに違いない。