全国味噌工業協同組合連合会は10月15日から同19日までの5日間、フランスのパリで2年に一度開催される世界最大級の食品見本市「SIAL PARIS(シアル・パリ)」にみそ業界として初めて出展した。世界中から集まったバイヤーやメディアに「日本のみそ」をPRした。
今回の出展は国の品目団体輸出力強化緊急支援事業の補助を受けて実施した。日本のみその多様性を前面に出してマーケットの裾野を広く構築し、国内のみそメーカーに対して海外マーケットへの平等な機会を用意することをコンセプトとした。
展示は、日本であることが一目で分かるブースデザインとし、展示物、パンフレット、映像などでみその認知拡大を図った。また、試食、利きみそなどを通じて来場者にみそを体感してもらい、みその多様性について理解を促した。
出展参加企業10社と商品提供企業5社により、北海道から九州までの各地域、また米みそ・麦みそ・豆みそを網羅。出展参加者は日本のみそを売り込むことを優先し、その上で各社個別の商談を行った。今回の出展について、参加者から「みそ業界としての出展の意義が感じられた」という声もあり、好評だった。出展参加者企業と商品提供企業は次の通り。
〈出展参加者企業〉
岩田醸造、丸十大屋、マルコメ、竹屋、イチビキ、のだみそ、米忠味噌、フンドーキン醬油、早川しょうゆみそ、加賀味噌食品工業協業組合
〈商品提供企業〉
会津天宝醸造、山高味噌、佐藤醸造、中利、新庄みそ