ノンアルコールカクテルの普及を目指すオルタナティブアルコールde流行づくり委員会は10月25日、Mizkan大阪支店にて創作カクテルの発表会を催した。
アルコールの替わりに、酒と分子構造が似た食酢をベースにしたカクテルの提案を強化。関西圏の料飲店やゴルフ場を中心に徐々に拡大している。導入店では「ジュースやウーロン茶だけでなく、幅広い飲料を提供できる」と好評だ。
3回目を迎えた今年は「暮らしの中への浸透」をテーマに、風呂上りやリモートワーク中、勉強中など、日常生活のそれぞれのシーンに合うオリジナルカクテルを披露。
邦楽囃子藤舎流笛方の藤舎伝生さんは、楽屋で飲むオリジナルドリンク「佐用姫」を紹介。Bar7thバーテンダーの鮎川正徳さんが開発したノンアルカクテルで、Mizkan「フルーティス・シャルドネ」をベースに、ひやしあめやフレッシュ梨ジュースと合わせた優しい味わい。鮎川さんがデモンストレーションで「佐用姫」づくりを披露したほか、藤舎さんと長唄三味線方の杵屋寿哉さんのミニライブを実施した。このほか各テーマ別のオリジナルカクテルの試飲、大阪樟蔭女子大学の女子大生による作品の発表などが行われた。
冒頭にあいさつした稗田旭Mizkan大阪支店長は「昨今はお酒を飲まなくても、お酒気分を楽しみたいというニーズが広がり、大阪支店発信の飲用酢を使ったノンアルカクテルの取り組みが全国区になってきた。お酢は血圧の抑制、血糖値上昇の抑制、内臓脂肪を抑えるといった3つの生理的機能が科学的に証明されている。これらを『酢の力』として今後発信していきたい」と語った。