イタリア料理専門展「アッチ・グスト」 11月1、2日に都立産業貿易センターで 食材、飲料、機器など一堂に

日本で唯一のイタリア料理専門展「ACCI Gusto(アッチ・グスト)2022」が11月1日、2日の両日、東京・港区海岸の東京都立産業貿易センター浜松町館で開かれ、多くの来場者が見込まれている。

著名シェフ自ら料理実演

イタリア料理に特化した同展は今回で11回目の開催となり、一般社団法人日本イタリア料理協会(会長:片岡護氏〈アルポルト〉)が主催し、イタリア大使館やイタリア大使館貿易促進部、在日イタリア商工会議所、日本ナポリピッツァ職人協会、日伊協会、日本パスタ協会など関係団体が後援、食品新聞も協力している。

今年も協会会員のほか、イタリア料理店のシェフやイタリアンカフェ・バール関係者、西洋料理店関係者、ホテル・式場・会館関係者、外食チェーンなど多くのイタリア料理関係者の来場が見込まれている。

過去の「ACCI Gusto」の様子 - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
過去の「ACCI Gusto」の様子
日本イタリア料理協会は1988年に設立されたイタリア料理シェフの団体で、イタリア料理の普及・発展のために様々な活動を行っており、「アッチ・グスト」もその一環。イタリア料理に関する正しい情報を提供し、本当のイタリア料理を通じてイタリア料理ファンを広め、日本のイタリア料理マーケットの発展を目指している。

今年もよりイタリアらしい現地の味へのニーズが高まる中で、イタリア料理に欠かせない食材や飲料、機器などを一堂に展示。本格イタリアンレストランからカジュアルなダイニングやカフェ、お酒主体のバーやワイン酒場まで幅広い情報を提供。パスタ、ピッツァからワイン・ドルチェまで多彩なメニューに活用できる食材、飲料、機器などが展示される。イタリア料理に関する専門展示会なので毎回、出展者からは「来場者のターゲットに合っている」「ビジネスにつながりやすい」などの声が出ている。

毎回、有名シェフによる調理デモンストレーションも好評で、今回も協会の会長である片岡護シェフのほか、若手イタリアンのセルサルサーレの濱口昌大シェフやフレンチからナベノイズムの渡辺雄一郎シェフ、またイタリアからの輸入が減少しているサルーミを山形県で手作りしているイル・コテキーノの佐竹大志シェフなどによる、見どころ満載の腕前を披露する。

セミナーでは協会の名誉会長である落合シェフとピアットスズキの鈴木弥平シェフ、クリマ・ディ・トスカーナの佐藤真一シェフの3世代による調理に関するディスカッション。また、国際カフェテイスティング協会からはエスプレッソについての様々な情報を提供する。さらに前回は開催できなかったイタリア料理コンテスト「Premio ACCI」も今回から復活。一次審査を勝ち抜いた6人のシェフの熱い闘いが予想される。