ボジョレー・ヌーヴォー 苦難のシーズン控え第一陣が早くも到着

各社で大幅な値上げが発表されたボジョレー・ヌーヴォー。来月17日の解禁日に先駆けて、早くも第一陣の「ジョルジュ デュブッフ」(サントリー)が19日午前に羽田空港に到着した。

ロシアによるウクライナ侵略で迂回ルートや減便を余儀なくされた影響から、航空運賃が大きく高騰。同社では今年の商品数を絞り込むとともに、参考小売価格を昨年の1.3~2.2倍に引き上げた。

緊迫する世界情勢やブドウの生育状況を考慮し、今年の出荷解禁日は10月18日と例年より2週間ほど前倒しされた。

この日は独フランクフルト発のANA機で計3千192本(221ケース/9ℓ換算)が到着。20日以降も関西国際空港など各地の空港に順次届く予定だ。

同社の今年の輸入数量は前年比4割強の約2万1千ケースにとどまり、国内市場全体でも昨年の半分以下となる見通し。