納豆のトップメーカーであるタカノフーズは先頃、ひきわり納豆に関する全国調査をインターネットで行った。それによると、ひきわり納豆のビタミンKの働きを知った7割以上が「今後、ひきわり納豆を積極的に選びたい」と回答した。
この調査は8月9日から同12日まで、ひきわり納豆について全国の10~60代男女200人ずつ合計2千400人を対象に行われ、製法や特徴に対する認識を調査した。これにより、ひきわり納豆に合う人気食材や気になる栄養成分などが分かった。
納豆を1か月に1回以上食べる人に、ひきわり納豆に混ぜると合うと感じている食材を尋ねたところ(複数回答)、1位は「薬味(ネギ、みょうが、生姜、大葉など)」で52.2%、2位は「ネバネバ系食材(山芋、オクラ、めかぶなど)」で50.7%、3位は「キムチ」で47.9%。
また、納豆に含まれる栄養や成分で気になるものを聞いたところ、1位は「大豆由来のイソフラボン」で42.3%となった。特に女性30代以降の各年代では全体より10ポイント以上高く、大きな関心を集めていることが分かった。
2位は「生きたまま腸まで届く納豆菌」で37.5%となった。男女とも30代(男性は41%、女性は45.5%)が他の年代よりも多い割合で納豆菌が気になっているようだ。3位は「発酵の過程で作られるナットウキナーゼ」で28.9%。男女とも60代(男性は42%、女性は44%)から多くの関心を集めている。
さらに調査する上で、ひきわり納豆にはビタミンKが粒納豆より約1.5倍多く含まれていることを説明したところ、7割以上の人が「今後、ひきわり納豆を積極的に選びたい」と回答。性年代別では女性10代、女性20代と若い世代の女性を筆頭に、男性10代、女性40代で約8割と、多くの人がひきわり納豆に高い関心を寄せた。
また、粒納豆派の中でも6割以上が、今後ひきわり納豆も積極的に取り入れたいと考えていることが分かった。ひきわり納豆は骨粗鬆症の治療薬にも使用されるビタミンKを豊富に含んでいる。人気テレビ番組で習慣化による骨粗鬆症予防が喧伝されて以降、同ジャンルは年々伸長している。