豆乳飲料市場で日本初 “肌”と“骨”ダブル表示を実現した機能性表示食品「さらっと飲めるスゴイダイズ」が登場 大塚食品

 大塚食品から、大豆をまるごと粉末にした大豆粉のみを原材料とした機能性表示食品が登場した。

 商品名は「さらっと飲めるスゴイダイズ」で9月12日から発売されている。

 同商品は、大豆イソフラボンで「肌が乾燥しがちな中高年女性の肌がうるおいを保つ」機能と大豆イソフラボンで「中高年女性の骨の成分を維持する」機能を訴求する機能性表示食品。

 この“肌”と“骨”のダブル表示を実現した機能性表示食品は、豆乳・大豆飲料市場で日本初となる。
 加えて、国産大豆を100%使用し無調整タイプの大豆飲料である点が特徴に挙げられる。

「さらっと飲めるスゴイダイズ」 - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
「さらっと飲めるスゴイダイズ」

 届出表示の取得にあたっては、原料大豆に含まれる栄養成分のデータベースを活用した。

 取材に応じた子安(こやす)寛子製品部大豆飲料担当PMは「原料大豆だけで届出表示を取ろうとすると、原料大豆の栄養成分は産地や収穫年などによって異なるため至難だが、当社は『スゴイダイズ』を20年展開している間に蓄積された原料大豆に含まれる栄養成分の情報を活用した。これにより原料大豆を厳選して機能性表示に必要な大豆イソフラボン量を担保できるノウハウを構築することができた」と説明する。

 ターゲット層は30‐40代女性。
 「女性の場合、30‐40代頃から女性ホルモンの減少に伴い徐々に骨の量が少なくなったり骨の中身が悪くなったりする」といった見方が背景にある。

 「スゴイダイズ」では取りきれない層の流入も狙い、飲みやすさにもこだわった。

 「濃い味わいを苦手とする方が一定数いることが判明し、また『スゴイダイズ』の既存品でもコップで紅茶やコーヒーと混ぜて飲まれる動きもある。『さらっと飲めるスゴイダイズ』では、食事のお供にふさわしい飲み物としてさらっと飲みやすい口当たりに仕上げた」と述べる。

売場に並ぶ「スゴイダイズ」の「オリジナル」(125ml) - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
売場に並ぶ「スゴイダイズ」の「オリジナル」(125ml)

 「スゴイダイズ」の既存品は「オリジナル」(125ml)と「無調整タイプ」(950ml)で、どちらも濃い味わいの中身設計のため、食事のお供ではなく「飲みごたえがあり腹持ちするため朝食代替や午後の小腹満たしの飲用シーンが豆乳などと比べて突出している」。

 今回、食事のお供に向けた新商品を発売したことで「スゴイダイズ」ブランド全体が勢いづく可能性がある。

 「『スゴイダイズ』ブランドからニュースを発信することで『スゴイダイズ』に気づいていただきたい。豆乳・大豆飲料市場で初めて、“肌”と“骨”のダブル表示を実現した機能性表示食品という切り口でのエントリーも見込んでいる。あるいは『スゴイダイズ』を知っているものの濃さが苦手で若干敬遠されていた方が再度試していただけるきっかけになればいい」と期待を寄せる。