原材料コーヒー豆のみで「食後の血糖値上昇を緩やかにする」商品 飲用習慣がそのまま健康習慣になるようにUCCが新ブランド創出

 コーヒー由来クロロゲン酸類には食後の血糖値上昇をゆるやかにする効果が報告されている。
 UCC上島珈琲は新ブランド「&Healthy」を立ち上げ、その効果が期待できる「&Healthy血糖値が気になる方へ ワンドリップコーヒー」を新発売した。

 同商品は原材料コーヒー豆のみの機能性表示食品で「珈琲生活プラス ワンドリップコーヒー」の後継となる。
 取材に応じた伊藤佳世嗜好品マーケティング部部長は「『珈琲生活』ではヘルスクレームを大々的に押し出したパッケージデザインを採用していたが、やはり、おいしいコーヒーが第一条件であることに立ち返りブラッシュアップした」と語る。

 「&Healthy」のパッケージは、おいしさに重きを置いたデザインを施し、ブランド名で健康機能軸商品であることも訴求。
 「ヘルスクレームに関しても、分かりやすく視認性が高くなるように配慮しなはら非常にシンプルでスタイリッシュなデザインにした」と述べる。

 コンセプトには「おいしいコーヒーで、ちょっとヘルシーな毎日に」を掲げ、健康には関心はあるものの積極的に行動に移せない層に向けてアピールしていく。
 「ターゲットをグラフィック(性別・年齢・収入など)からサイコグラフィック(購買者の習慣・趣味趣向など)に変えた。毎日の生活の中で、コーヒーの飲用習慣がそのまま健康習慣に切り替わることに対して価値を感じてくださる方に深掘りして設定したというのが、今回の一番大きな変更点」と説明する。

 今後はさらなるラインアップの拡充や食品とのクロスMDなど食と連動したコミュニケーション活動を予定している。