三井農林は、「日東紅茶 ミルクとけだすティーバッグ」の販売好調を受け、生産能力増強を図りラインアップを拡充した。
「ミルクとけだすティーバッグ」は、茶葉とミルクが一体となった日本初となる新型ティーバッグ。
ティーバッグ内にミルク成分であるクリーミングパウダーと茶葉が入っており、お湯を注ぐだけで茶葉本来の香りや砂糖不使用のミルクティーが味わえる点が特徴。
昨年「オリジナルブレンド」と「アールグレイ」の2品を販売開始し、今回、この特徴を踏まえながら領域拡大に挑む。
今後の方向性について、竹田一也企画本部商品企画・マーケティング部部長は「市場もみえてきたためラインを増設して生産能力を一気に上げていく。紅茶の狭い領域でバリエーションを広げるのではなく、既存2品に対して振り幅を持たせた」と説明する。
その1つが「ミルクとけだすティーバッグ はちみつ紅茶」で、砂糖や粉末はちみつを使用して、はちみつの甘い香りと紅茶の味わいが楽しめるミルクティーに仕立てられている。
「『ミルクとけだすティーバッグ』のコンセプトは砂糖不使用だが、勢いのあるもの同士を組み合わせて、あえてセオリーから外した」という。
クリーミングパウダーと茶葉の2つの素材の組み合わせにもう1つの素材を組み合わせた商品としては、「はちみつ紅茶」に加えて「ミルクとけだすティーバッグ しょうが紅茶」を新発売した。
これら新商品2品について企画本部商品企画・マーケティング部の大槻裕介氏は「トレンドもそうだが、味わいも甘みと辛みの両極端に振ることにした。来年以降もさらに拡大していきたい」と語る。
紅茶以外の茶葉にも挑み、カフェメニューの定着化などを受けて「ミルクとけだすティーバッグ ほうじ茶」も新発売した。
希望小売価格は全品4袋入で税別300円。
店頭活動では専用POPを用意して「棚一段で面展開できるような提案を推進していく」。
コミュニケーションは、タレントを起用したPR動画を準備してTikTokなどでアピールしていく。