無駄を減らす意識づけ

本日10月5日はレジ袋ゼロデーとされる。スーパーマーケットの業界団体である日本チェーンストア協会がごみの減量を目指し、マイバッグなど買い物袋の持参を呼びかけ2002年に制定された。

▼世界では年間で800万t以上のプラスチックごみが海へ流出している。2050年には海洋中のプラスチックごみの重さが海中の魚の重さを上回るという甚大な量だ。とくにプラスチックごみは海水中の有害物質が付着しやすいだけに、今後の生態系への影響が懸念される。

▼日常生活の中にある不要な物を減らすという国民意識を啓発すべく、一昨年7月1日からレジ袋の有料化がスタート。これまで年間300億枚を超えるレジ袋が無料配布されていたが、マイバッグを持参する層が増加して無駄なごみの削減につながってきている。

▼こういった傾向は普段何気なく使っていたものについて、本当に欲しいかどうかを考えるきっかけにもなる。日々の暮らしにおいてまずは身近で取り組みやすいことから見直し、ごみを増やさない生活習慣を意識的に心掛けていきたいものだ。