ミネラルウォーター紙容器が急成長 過去3年で出荷量3倍 日本テトラパック

 日本テトラパックは9月28日、ミネラルウォーター紙容器の出荷実績が2019年から3年間で3倍に急増したと発表した。

 環境意識の高まりが背景。

 一般小売りから、ホテルやアパレル、カーディーラーやオフィス用など幅広い業界で採用され、プラスチック削減の流れや再生可能素材を支持する政府、業界団体などの動きに対応している。

 一柳亮マーケティングマネジャーは「近年、脱プラスチックの流れが加速しており、SDGs への世界的な取り組みの中で、日本のミネラルウォーター市場でも、より持続可能な選択肢として紙容器の導入を検討する企業が増えてきているのが主な要因と考えられる」とコメント。

 同社は現在、「テトラ・プリズマ®アセプティック 330ml スク エア ドリームキャップ™ 26」、大型紙容器の「テトラ・ブリック®アセプティック 1000ml スリム」、「テトラ・ジ ェミーナ®アセプティック 1000ml リーフ」の3種類の紙容器でミネラルウォーターの製品を展開している。

 これらの紙容器のミネラルウォーターは、現在16社19製品が市場に出回る。19年時点では1社2製品だったことから、3年間で10倍程度増えたことになる。