ヨシムラ・フードHD 香川県の冷食メーカー・細川食品を子会社化

ヨシムラ・フード・ホールディングスは9月28日、冷凍かき揚げなどを製造販売する細川食品(香川県観音寺市)および細川フーズ(香川県三豊市)の全株式を譲受、子会社化した。取得額は11億4千500万円。

細川食品は、香川県三豊市に工場を構え、国産野菜を使用した冷凍かき揚げ、チヂミなどの冷凍総菜、赤飯などの冷凍米飯を製造。新鮮な野菜を直接調達できるネットワークと加工技術に定評があり、大手メーカーのPB製造受託を中心に安定した業績を維持している。21年10月期の売上高は20億6千500万円、営業利益1億1千900万円。

ヨシムラ・フードHDは、中小食品メーカーの経営支援や事業継承を行う中小企業支援プラットフォームを展開。冷食分野では、同じ四国で冷凍カキフライなどを製造するオーブン(愛媛県四国中央市)をグループに有しており、細川食品の野菜調達力や業界では少ない蒸しかき揚げ製造ラインを活用することで、両社のシナジー創出につなげる。