日清オイリオグループは23年春から順次、ごま油やオリーブオイルを除くプラスチックボトル入り家庭用食用油製品(アマニ油・えごま油・特定保健用食品など一部製品は対象外)の賞味期限を延長する。「日清キャノーラ油」「日清ヘルシーオフ」など主力製品の賞味期限は現行18か月(1・5年)から変更後25か月と最大7か月延長する。
同時に、これまでギフト製品など一部製品で賞味期限表示を「年・月・日」から「年・月」に変更する取り組みを行っていたが、23年春から順次、家庭用食用油製品においても「年・月」表示を拡大する。
賞味期限延長による品質面での影響がないことを確認し、食品ロス削減や物流業務の負荷軽減などの課題解決につなげる。持続可能なサプライチェーン実現に向けた取り組みを推進する。
同社では、09年から食用油の鮮度を長持ちさせる酸化ブロック製法を多くの製品に導入。長年にわたって積み重ねてきた成果をもとに保存性を再検証し、ごま油やオリーブオイルを除く、プラスチックボトル入りの食用油製品において、賞味期限の延長が可能であることを確認した。
なお、今回の対象外となる製品についても「現在、保存性を再検証しており、賞味期限延長の目処がついたら同様の対応を実施していく」とした。