味の素AGF社は「ちょっと贅沢な珈琲店」ブランドのレギュラーコーヒーをエリア商品や季節限定品などの切り口で強化していく。
「ちょっと贅沢な珈琲店 レギュラー・コーヒー」エリア向けシリーズは、AGF独自の嗜好分析調査データを元に、地域ごとの嗜好や特性に合わせて開発しているシリーズ。
2018年8月に発売した「九州まろやかブレンド」を始め、東北・瀬戸内・東海・北海道・関西の各エリアに合わせた商品を発売している。
今回、エリアとしては北関東と北陸信越が新たに加わり、商品としては計4品が追加され9月1日から発売開始された。
「北関東 薫る深いコクのブレンド」(260g粉)は、濃く甘い香りが引き立つコク深い味わいが特徴。
江村治彦コンシューマービジネス部長は「栃木・群馬・茨城・埼玉を含めたエリアで、パッケージは北関東の大自然を想起させるようなグリーンを活用。味わいについても、特に北関東の嗜好性である、深みのある味わいやコクのある味わいを追求した」と説明する。
もう1つの新商品「北陸信越 華やか澄味ブレンド」(260g粉)については「新潟・石川・富山・福井・長野を含めたエリアで、雪や日本海を想起させるようなブルーグレイをあしらったパッケージデザインとなっている。飲んでいるときの香りを好まれるということで香りがよく後味はスッキリさせた。テイストマップは、よりライトで酸味が少し強いタイプとなっている」と語る。
プレミアムドリップタイプでは「北海道 薫る深煎りブレンド」(14袋)と「瀬戸内まろやかブレンド」(14袋)を新発売した。
「今回、ようやく首都圏を除く全国全てでエリアブレンドの展開ということになる。今後も地域ごとに異なる生活者の嗜好に合わせた製品を展開し多くの方の“ふぅ。”に貢献できるように取り組んでいく」と意欲をのぞかせる。
ストレス社会の中、AGFは、コーポレートスローガン「いつでも、ふぅ。AGF®」に立ち返り、コーヒーを飲んで“ふぅ”と一息つく、心の充足を積極的に提唱・提供している。
「ちょっと贅沢な珈琲店」のレギュラーコーヒーで季節限定のアプローチも行う。
AGFの調べで、コロナ禍の外出機会の減少で、家庭内でも季節感を感じたいユーザーのニーズが高まっていることが判明。この調査結果を受け、9月1日に秋冬限定商品として「華やかなに香る冬のブレンド」を新発売した。
同商品は、AGF独自の焙煎技術で華やかな香りとコクを引き出したほか、AGFの研究員による味覚評価とAIを使って味覚・嗅覚センサーのデータ解析を行い、秋冬に喫食機会が増加するチョコレートのおいしさを引き立てる味わいに仕上げた。