ポッカサッポロフード&ビバレッジは“顔のむくみ”に対応した「キレートレモンMUKUMI」を開発し8月22日から発売している。
レモンの新たな価値を伝えて「キレートレモン」ブランドの価値向上を図るのが狙い。
「MUKUMI」は、外部調査で20~30代女性の約3人に1人が悩んでいるという“むくみ”をそのまま商品名にした機能性表示食品で“一時的に自覚する顔のむくみ感を軽減する”を訴求する。
顔のむくみに悩む女性が増えていることが開発の背景。
8月18日発表したレモン・プランツミルク事業本部オールレモン事業部商品戦略グループの吉田真子氏は「皮膚を健やかに保つ化粧水などの基礎化粧品の売上は拡大し男性用基礎系商品のCMもよく目にするようになり関心が高まる中、ケアの対象としてはかつでは全身であったが、リモート会議の増加で顔により注目される機会が増えた」と語る。
機能性関与成分は、独自の素材・機能研究によって発見されたレモン由来モノグルコシルヘスペリジン(以下、ヘスペリジン)。
ヘスペリジンには、血流促進と体内のナトリウム量の調整の2つの働きがある。
具体的には「むくんでいる状態というのは、通常よりも細胞と細胞の間に水分が貯まった状態で、これをヘスペリジンが血流促進することで血管が水分吸収に向かうようになる。腎臓の酵素に働きかけて水分量に関するナトリウム量を調整する働きもあり、この2つの働きによってむくみ感を軽減するメカニズムになっている」と説明する。
メインターゲットは20~30代女性。リフレッシュしつつ顔のむくみをケアしたい20~30代男性もサブターゲットとする。
「男性化粧品のCMにバリエーションが出てきている。若い方だけではなく年輩の方にもフォーカスされるなど、肌とか顔の印象を気にする男性も増えている」と述べ、男性層の獲得でも商機を見いだす。