首都圏の1都3県に食品スーパー88店(8月末現在)を出店するコモディイイダは、楽天が運営するネットスーパーのプラットフォーム「楽天全国スーパー」に出店。2023年春ごろをめどに、楽天全国スーパーでネットスーパーサービスを開始する。
コモディイイダは2021年3月、楽天ペイメントが運営するスマホアプリ決済サービス「楽天ペイ(アプリ決済)」を導入。今年5月からは、共通ポイントサービス「楽天ポイントカード」、電子マネー「楽天Edy」を順次導入し、「コモディイイダ Edy―楽天ポイントカード」の運用を開始するなどDX(デジタルトランスフォーメーション)の取り組みで楽天グループとの連携を進めていた。
コロナ禍でネットスーパーへのニーズが高まり将来的な市場拡大も予想されるなか、大手を中心にネットスーパーの展開が拡大する一方、システム開発や運営ノウハウなどの点で中小SMは取り組みが遅れているが、「楽天全国スーパー」は全国のスーパーマーケット事業者向けに、楽天が受注管理やオンライン上の決済などの機能を提供するプラットフォーム。
「西友とともに、世界に冠たるOMOプラットフォームを作る。このプラットフォームは西友から開始し、全国の中小スーパーマーケットでも使えるようにしていきたい」(三木谷浩史楽天グループ会長兼社長)というように、西友と協働運営する「楽天西友ネットスーパー」で培ったノウハウを生かし、集客・販促活動や、配送に伴うオペレーション構築など、事業者のネットスーパー事業の立ち上げ・運営を一気通貫で支援するもので、現在は楽天西友ネットスーパーほか、ベイシア、いなげやが楽天全国スーパーでネットスーパーを運営している。