「腸活」はじめました

withコロナ生活では健康意識が一層高まったが、その中で「腸活をして免疫力を高めたい」とする向きが増えている。

▼海藻や納豆、漬物、みそ、醤油など、伝統食も再評価されてよいのではと思うが、ヨーグルト、飲料などの乳酸菌製品は、食品の値上げが相次ぐなかでも需要増が続いている。

▼生来快食快便のせいか、個人的には「腸活」する必要がないとこれまで考えていた。けれどそうではなく、万人に必要らしい。「腸活は女性のもの」という先入観を覆してくれたのは、日本美腸協会の須本愛子さん。同協会のEXE認定講師として、企業向けのセミナー、ワークショップを通じて、私のように腸活を疎かにしがちな男性を啓蒙している。

▼参加者に啓蒙するのは、食事、運動など日常的習慣に取り入れた「腸活」が、便秘解消だけでなく、ストレスの緩和や風邪の予防など総合的な健康の維持に役立つこと。「社員の健康改善が、会社の生産性向上にもつながる」と、セミナーを依頼する法人が増えている。「生産性向上」という言葉は魅力的だ。この夏から腸活に本腰を入れてみようか。