おかずで食卓応援 シュウマイのアレンジも 味の素冷凍食品

味の素冷凍食品は生活者の動向、食ニーズの変化をとらえた食卓応援に取り組む。ごはんに合うおかずとしての「シュウマイ」「ギョーザ」の提案を通じ「フライパンさえあればあなたもできる」「この『ひと手間』で私の手作りの1品」「1食の献立として栄養バランスのよい食事」を応援する。2日に都内で開いた報道関係者向けの発表会「食卓応援大試食会~コメとシュウマイの逆襲~」で明らかにした。

寺本博之社長は冒頭、発表会のタイトル「食卓応援大試食会~コメとシュウマイの逆襲~」に言及。「味の素グループはすべての皆さまのそれぞれの食卓に寄り添っていきたいという思いを常に持ち続けている」としたうえで、「冷凍食品でどういう貢献ができるか、どういう食卓の提案ができるかを考え抜いたうえでの今回のタイトル」と語った。その後、国内統括本部販売マーケティング部の熊田主道部長、戦略コミュニケーション部の福原怜子氏が具体的な取り組みを紹介した。

同社がとらえる食ニーズの変化は「普段料理をしないスキルの低い人が料理をするようになった」「冷食は便利で助かる一方、『レンチン=手抜き』の葛藤はいまだ根強い」「免疫力をつけるため、普段の食事で健康に気を遣うようになった」の3つ。「冷凍食品の使い方、食べ方にも新たな変化、課題が生まれている」(熊田部長)ことを踏まえつつ「生活者の気持ち、生活スタイルに寄り添い、日本の食卓がひとつでも多くの笑顔になることを応援し続けたい」(同)考えだ。

具体的には、4月以降、物価指数の上昇に伴い、ごはんの食卓出現頻度が上昇していることに着目。ごはん系メニューの食卓出現頻度、手軽にできるごはんに合うおかずの需要は今後も上昇や拡大が見込まれることから、ごはんに合うおかずとして、冷凍がチルドを逆転し冷凍の伸びが続いている「シュウマイ」、手作りから冷凍へのシフトが進み、冷凍の伸びが続いている「ギョーザ」の提案を強化する。

スキルが低いものの料理をするようになった人に対しては、リニューアルした「ギョーザ」「生姜好きのためのギョーザ」、新製品「黒豚大餃子」「海老大餃子」を通じ「フライパンさえあればあなたもできる」を提案。「ビギナーの方でもギョーザを囲んで笑顔になる食卓を増やしていきたい」(福原氏)考え。

「レンチン=手抜き」の葛藤がいまだ根強い人に対しては、「ザ★シュウマイ」「プリプリのエビシューマイ」やリニューアルした「レンジでギョーザ」を素材として活用したアレンジメニューを通じ「この『ひと手間』で私の手作りの1品」を提案する。

普段の食事で健康に気を遣うようになった人に対しては、味の素グループのホームページ「AJINOMOTO PARK」での献立提案を通じ「1食の献立として栄養バランスのよい食事」を応援する。すでに主菜の「ギョーザ」に合う副菜と汁物の組み合わせを提案中。「その他の製品でも提案していきたい」(同)考えだ。