1万5千件以上の「声」 トモシアHD「冷凍食品祭り」で成果

トモシアホールディングスは7月22日、都内で「第28回春の冷凍食品祭り抽選会」を開き、4月1日~5月31日に実施したキャンペーンの結果を報告。応募方法を見直したため、応募総数は大幅に減少したが、任意記入にもかかわらず、1万5千692件の「お客様の声」を収集するなど、冷凍食品に関する認知促進と商品価値訴求という当初の目的を達成した。

「春の冷凍食品祭り」は冷凍食品売場の活性化を図るとともに、アンケート調査を行い今後の商品開発や販売促進に役立てる目的で開かれている。第28回となった今回は「シャープ86L冷凍庫」などが当たる「誰でも応募コース」、対象商品のレシート税込み1千500円以上で応募でき、「JCBギフトカード2千円」などが当たる「買って応募コース」を設定。専用ハガキ、WEBで応募してもらった。

対象店舗は前年比6・1%増の2千276店舗、4~5月の市販用冷食売上高は旭食品、カナカン、丸大冷蔵の合計で同1・0%増の92億円強。バーコードによる応募や電子マネーのプレゼントを取りやめた影響で応募総数は同72・0%減の4万4千847通となったが、冷食関連賞品への応募が増えるなど、冷食への関心の高まりがうかがえる結果となった。

抽選会には同社や協賛メーカーの関係者らが参加。荒木章トモシアホールディングス社長は冷凍食品について「今後の伸びしろは大きい」としながらも「売り方だけが進化していない。売り方をもう一歩、二歩進化させることが大事」と指摘。「冷凍食品祭り」に触れたうえで、冷凍食品のファンや業界を育成していきたい考えを強調した。