三井食品関西支社 大阪でメニュー提案会 SDGs商品を積極展開

三井食品関西支社は21日、「第32回関西メニュー提案会」を大阪マーチャンダイジング・マートにて開催した。会場には226社(加工食品55、業務用33、酒類39、低温7、総合26、オリジナル56)が出展。小売業・業務用卸・酒類卸・通販・外食産業など約500企業700人の関係者を招いた。

今回のテーマは「明日(みらい)をつくる 食のチカラ」。コロナ禍を機に生活者が自分自身や生活、社会を見つめ直す時間が増えたことで、食への関心が高まったと考えて、さまざまな切り口から商品提案に力を入れた。

人にも環境にもやさしい食品を中心に企画したコーナーでは、カゴメの「プラントベースフードシリーズ」10種類をはじめ、プラントベースミートを使った総菜パックや調味料、動物性脂肪不使用の即席ラーメン、ソイプロテインバーなどを展示。近年オーガニックフードやプラントベースフードは「ベジタリアンやヴィーガンに限らず、SDGsやカロリーオフに関心が高い若年層女性を中心に支持を集め、メーカーのラインアップも増えている」(三井食品担当者)ことから、幅広く提案した。

また日本製紙の木質バイオマス素材「セレンピア」のほか、「ユーグレナ入りペットフード」「天然コットン100%お茶パック」などナチュラル素材を使った製品。たんぱく質が豊富なことで注目されているコオロギ粉は、焼き菓子にした試食を用意して来場者の注目を集めていた。

酒類では、自社オリジナルで広島県産レモンを使用した「広島ハイボール」に、今回新たに発売した「濃いめ」を紹介した。また缶ワインは、飲酒量の低下やリサイクルしやすい容器もありアメリカで大流行中、日本国内でも若者中心に伸長していることから、250㎖前後のサイズを集めて陳列。健康やリフレッシュのニーズから成長著しいノンアルコール飲料を、テイスト別、健康をテーマに分けて紹介するなど提案を強化した。

このほか、「にっぽん元気マーケット」では、新潟、京都、香川、高知、広島の元気なメーカー、地元食材を集めるなど、感染予防対策を徹底したうえで積極的に試食試飲を実施した。

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