ネスレ日本は夏本番に向け「ネスカフェ ゴールドブレンド ボトルコーヒー」でアイスコーヒーを“ひとくちずつ、ゆっくり”味わう提案を強化している。7日から31日にかけて、ネスカフェ原宿(東京都渋谷区)の限定メニューとして、複数種類の中から好みのグラスを選んでアイスコーヒーを楽しむセットと「ネスカフェ ゴールドブレンド」を使ったアレンジメニュー6品を販売している。
アイスコーヒーの味わいは、ガラス製のグラスの形や素材に左右されることやノンアルコールカクテルなどへの汎用性を伝えることで、既存ユーザーの飲用杯数増加と新規ユーザーの獲得を図るのが狙い。
7日発表したネスレ日本飲料事業本部Ready to Drinks&MILOの吉永祐太氏は「既存のお客様にもっと飲んでいただき、今まで飲まれたことのない方にもアイスコーヒーの価値を体験していただきたい」と語る。
同商品は今春、中味と容量を刷新。中味は、水出しコーヒーを5%使用して「澄んだコク、すっきりとした後味を実現」。容量は“ひとくちずつ、ゆっくりと味わう”アイスコーヒーを志向し900㎖から720㎖に変更した。
720㎖は、レギュラーコーヒーユーザーが1杯当たり120㎖程度で飲まれているとの見立ての下、120㎖を6杯分の想定で設定されている。
3月1日の発売開始以降の販売動向については「順調に伸長している。配荷は確実に増え、今まで飲まれなかった方に飲んでいただき、レギュラーコーヒーでアイスコーヒーを飲んでいる人が簡単においしく飲めるということでご支持いただいている」と説明する。
ネスレ日本によると、700㎖以上の2021年ボトルコーヒー市場は前年比約10%増。今年1-6月は前半に低温で一部苦戦を強いられたが、6月下旬から全国各地で猛暑日が続いたことが追い風となり一ケタ台のプラスで推移している。
この中で「ネスカフェ」のボトルコーヒーは市場を上回って推移。21年は約30%増を記録した。「ゴールドブレンド ボトルコーヒー」のアイテム別では「ボリュームの大きい『無糖』が伸びていることに加えて、ボリュームは小さいものの『カフェインレス無糖』が非常に伸びている」という。