杉村太蔵氏「商品開発特命係長」に マルトモからコラボ商品12月に発売

マルトモは、タレント兼実業家の杉村太蔵氏と共同で、北海道と愛媛県の食材を使った新商品開発プロジェクトを始動した。6月24日に会見を開き、明関眸副社長が杉村氏に辞令を交付、「商品開発特命係長」に任命した。

新商品は、マルトモのだしと北海道の豊富な食材を組み合わせた食品を商品化する予定で、12月に同社通販サイトを通じて販売を目指す。売上目標は1千万円とし、商品が売れれば杉村氏が「課長」に昇格、売れなければ「平社員」に降格する。商品開発から発売までのプロジェクトは、同社公式YouTubeサイトにて順次公開し、幅広い世代にこの取り組みを知ってもらう。

杉村氏はCocoHareteの代表取締役社長として、7月10日には地元旭川市に地域の25の飲食店を集めた商業施設「旭川はれて」をオープン、第2弾には山口県内の開業を目指す。元議員ではなく実業家の立場から新しい地方創生に挑戦しており、その一環としてマルトモとのコラボレートが生まれた。

「タレントが広告塔というのはごく当たり前のことだが、それ以上でもそれ以下でもない。今回は広告塔だけでなく、リアルビジネスとして北海道の魅力と伊予のだしの文化をうまくイノベーションさせ新しい地域活性化のモデルを作っていきたい」と抱負を語った。

また明関副社長はいきさつについて「杉村氏と当社の土居幹治常務が番組共演をした日に偶然、飛行機内で乗り合わせ、地方創生に携わる杉村さんの熱い想いを知った。当社と何かできればと感じていたところ、コラボ商品開発の話をいただき実現した」と説明。「YouTubeでは商品開発の過程はもちろん、当社の安全安心な商品づくりに全社一丸となって取り組む姿勢を、自然豊かな伊予市とともに発信していきたい」と期待を込めた。