桃屋は6日、長野県小海町と包括連携協定を締結した。地域と都市部の企業などが協働して双方の活性化を図る「憩うまちこうみ事業」を推進。白菜を通じたまちづくりへの貢献を目指す。同社が自治体と包括連携協定を締結するのは初めて。
小海町は標高1千200mに位置し、夏場に採れる「夏白菜」は高原野菜として生産量全国トップクラスを誇る。桃屋はこの小海町産白菜に着目。白菜と相性の良い「キムチの素」「味付搾菜」のおいしい食べ方を長野県民や小海町を訪れる県内外の消費者に訴求。白菜を通じたまちづくりへの貢献、地産地消の促進、県内での「キムチの素」「味付搾菜」の認知と販売の拡大へつなげる。
協定事項は
①それぞれの資源、魅力についての発信に関する事項
②桃屋と桃屋関係団体の社会貢献・CSR活動に関する事項
③長野県小海町の持続可能なまちづくりに貢献する事業・サービスの創出に関する事項
――の3点。
具体的には、6月11日~8月14日の期間、町営の日帰り温泉施設「八峰の湯」の併設食堂で桃屋商品と小海町産白菜を使ったメニューを提供する。メニューは桃屋ホームページなどに掲載されている「かんたんレシピ」から厳選。今回の企画のために新たに考案し、ここでしか食べることができない限定メニューも展開する。
長野県A・コープの店舗では、小海町を含む県産白菜と「キムチの素」の関連販売を実施。シンボルメニュー「豚キムチ」の簡便性、おいしさを訴求する。桃屋と小海町の取り組みを紹介するTVCM、「キムチの素」で作る「豚キムチ」を紹介するTVCMを合わせて投入し、県内の消費者に広く伝える。