JA紀南は先頃、今年産の梅産地情報を発表した。小梅・古城は5月中旬から出荷が始まっているが、5月上旬以降気温が低く推移し、小玉傾向での出荷となり、現在ピークを迎えている。
南高は早場で5月下旬から収穫を予定しており、ピークは6月6日の梅の日頃からを予想している。5月19日の定点調査では、着果数は前年比102%、平年比131%だった。実肥りは28.9㎜と前年よりやや小さく、平年並み。
梅部会が5月23日にまとめた生産予想量は、小梅が852t(前年比103%、平年比109%)、古城360t(前年比82%、平年比66%)、南高2万912t(前年比91%、平年比96%)、在来系400t(前年比82%、平年比84%)を見込んでいる。
JA紀南は和歌山県南部の田辺市と西牟婁郡一円を管内とする本州最南端の農協で、その広域な管内は梅のブランドである紀州梅産地を形成している。