京滋卸同業会 藤澤会長「京滋発展のために活動」 食品新聞・山口社長が講演

京滋食品卸同業会は12日、京都市のTHE THOUSAND KYOTOで「令和4年度定時総会」を開催。会員企業62社の担当者が参加した。

あいさつに立った藤澤康雄会長(藤澤会長)は「7代目の会長となり、初めての総会となる。皆さまの協力の下、この同業会を盛り立てたい。この2年間はコロナ禍で活動は手薄だったが、今年は京滋発展のためにしっかりと活動していきたい」と述べた。

続いて開いた講演会では食品新聞社・山口貢社長が「食品値上げラッシュ・コロナ・ウクライナ問題 三重苦をどう乗り越えるか」をテーマに講演。山口社長は「一般メディアの値上げ報道を見るとスーパーだけが頑張っているようなイメージがある。われわれは卸やメーカーの皆さんが黒子に徹し値上げへ向けどれだけコストを抑えて頑張っているのか分かっているが、一般消費者が分かっていないのをしみじみ感じる。それを少しでも支援できるような記事を発信していきたい」とし「適正な価値を伝えるため、世界標準の正しい価格にする努力を続けることが大事」と強調した。

山口貢社長(食品新聞社) - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
山口貢社長(食品新聞社)