食品・日用品の産業横断データベース構築 商品情報授受の効率化へ

食品・日用品の産業横断データベース構築 GS1 Japan(流通システム開発センター) ジャパン・インフォレックス(JII) プラネット

GS1 Japan(流通システム開発センター)とジャパン・インフォレックス(以下、JII)およびプラネットの三者は、業界横断的な商品情報レジストリーとして、GS1 Japan産業横断レジストリー(以下、商品情報レジストリー)を構築する。

商品取引のネット化の拡大とともに、正確な商品情報の重要性が高まっており、三者が連携し、小売業やEC事業者がワンストップで正確な商品情報を入手できるレジストリーの構築を目指す。

すでに今年2月から、ブランドオーナーがJIIに登録したGTINに関する商品基本情報(商品名・商品カテゴリー・ブランド名・内容量)について、GS1 Japan Data Bank(GJDB)への連携を開始。6月からは、プラネットとの商品情報連携がスタートする。

これにより、GJDBにはJIIが保有する生鮮を除く食品・酒類の商品マスターデータ240万件超と、プラネットが保有する日用品・化粧品・ペットフードなどの商品データ18万件が加わり、国内最大規模の商品情報レジストリーを構築する。小売業、卸売業、EC事業者などが商品を新たに取り扱う際に、必要な商品情報をワンストップで確認できるようになり、ブランドオーナーが提供する正確な商品情報の提供と商品情報授受の飛躍的な効率化が期待されている。

三者では今後、他業界の商品情報DBにも協力を呼びかけ、商品基本情報の網羅率を上げていくとともに、JIIが保有するアレルゲン情報など業界特有の詳細情報についても、商品情報レジストリー経由で提供できる仕組みの検討を進めていきたいとした。