くるみスムージーで健康に カリフォルニアくるみ協会が大阪でセミナー

カリフォルニアくるみ協会はサラヤと、くるみのスムージーを共同開発。サラヤが4月27日、大阪・なんばパークスにオープンした健康スタジオ&レストラン「WAKUPAKU」で発表イベントを行った。

開発に携わった野菜ソムリエの関宏美さん(写真左から2人目)が、スムージーと野菜に関するセミナーを実施。粉砕した数種類の野菜や果実を一度に摂取できるため、抗酸化力や栄養分の吸収率が高まるスムージーは「理にかなった調理法」だと強調した。

サラヤは個人の体調や生活習慣に合わせた、パーソナライズド・スムージーを提案しており、今回はくるみを使った3種類のスムージーを発売。「腸活」「脳活」「睡眠」の各テーマに沿って商品化した。

あいさつに立った米国総領事館アメリカ農産物貿易事務所のアレックス・ブランバーグ所長(同3人目)は「カリフォルニアが発祥とされるスムージーだが、今では信じられないほど多様なレシピが浸透している。こうした取り組みを通じ、米国の農産物の良さを広く知ってもらいたい」と話した。

日本で流通するくるみの95%以上がカリフォルニア産で、21年は日米貿易協定の発効や健康志向の高まりを追い風に、輸入量は2万tを超え過去最高となった。協会では「現在は約6割が製菓・製パン向けに流通しているが、外食や中食の消費を増やし裾野を広げていきたい」としている。