国際動物福祉団体が日本で初のアワード 8日までエントリー受付中

CIWF(コンパッションインワールドファーミン)は今年、日本で初めて「グッドファーム・アニマルウェルフェアアワード2022」を実施する。CIWFは1967年に創立された国際的な畜産福祉団体。世界の食品会社と協力して動物福祉の改善活動を企業の持続可能なフードプログラムに組み込み、意義のある測定可能な食肉削減とタンパク源の多様化を目指している。

CIWFは、ヨーロッパ、アメリカ、アジアなど世界各国の上位250の食品会社の半数以上と、そのパートナーのサプライチェーンを通じて関わっている。食用に飼育されるすべての動物が高水準の福祉システム下にあることを保証し、プラネタリーヘルス*ガイドラインに沿って、肉、乳製品、魚、卵の生産と消費の削減を奨励することが目的だ。各食品会社は科学的根拠と成功事例を基にした解決策をビジネスプログラムとして実施している。

アジアでは、2021年に台湾で実施したアジア初の同アワードで、大手小売企業のカルフールがグッドエッグ・アワードを受賞。他の食品企業もケージフリーエッグへの取り組みが進んでいる。同賞は企業にとって、サプライチェーンにおける採卵鶏の飼育環境向上への貢献が評価される絶好の機会だとしている。

現在、CIWFではアジアで実施される4部門のアワードへの応募を受け付けている。受賞者は2022年6月15日にロンドンで行われる 「コンパッションズ グッドファーム・アニマルウェルフェアアワード2022」の授賞式で表彰される。

▽グッドエッグ・アワード:2027年までに、ケージフリーエッグまたはケージフリーエッグ製品だけを使用する方針を決めている、またはそれに尽力している会社を表彰する。

▽グッドチキン・アワード – 飼養密度、繁殖、成長率、環境改善の必要性などの  問題に対処し、サプライチェーンにおいて、ブロイラー鶏の愛護標準の改善に尽力している会社を表彰する。

▽サステナブル・フード・アンド・ファーミング・アワード:肉、乳製品、卵の生産において、野生生物と環境を保護、改善し取り戻す方法で対策を講じている事業を表彰する。

▽プラネット・フレンドリー・アワード:サプライチェーンにおいて、有意義な肉(酪農製品、魚、または卵)削減目標に尽力している会社を表彰する。

アワードへの応募は公式ウェブサイトから(応募締め切りは2022年4月8日)

「グッドファーム・アニマルウェルフェアアワード2022」応募サイト
https://www.compassioninfoodbusiness.com/Awards4Japan

CIWF公式サイト(英語)
https://dev.compassioninfoodbusiness.com/